研究課題/領域番号 |
18H01961
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分33010:構造有機化学および物理有機化学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
俣野 善博 新潟大学, 自然科学系, 教授 (40231592)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | アザポルフィリン / 近赤外光 / 一重項酸素 / 酸化還元 / 光線力学療法 / 金属錯体 / ジアザポルフィリン / 鋳型環化 / 水溶性 / 金属触媒 / 医療用増感剤 / ラジカル / 増感剤 / ジアサポルフィリン |
研究成果の概要 |
外周部が窒素で部分的に置換されたポルフィリン(アザポルフィリン)を題材として複数の課題に取り組んだ。まず、置換様式が異なる数種類のアザポルフィリンの簡便な合成法を確立した。次いで、一連の化合物の芳香族性、光学特性、電気化学特性、一重項酸素発生効率などを調べ、アザポルフィリンの構造、物性、および増感剤としての特徴を明らかにした。また、近赤外光に応答する親水性ジアザポルフィリンの医療用色素としての潜在力を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
期間内に実施した研究で、主に三つの成果を手にすることができた。すなわち、(1)アザポルフィリン骨格を構築し、外周部を化学修飾するための簡便な方法の確立、(2)近赤外光に高い感度で応答するアザポルフィリン色素設計指針の確立、(3)光照射により一重項酸素を発生するアザポルフィリン増感剤の開発、である。これらの成果は、広くアザポルフィリンの学理を構築する上で重要な知見となるほか、医療応用への道を拓いた点で社会的な意義が深い。
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