研究課題/領域番号 |
18H02018
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分35010:高分子化学関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
高田 十志和 東京工業大学, 物質理工学院, 特任教授 (40179445)
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研究分担者 |
中薗 和子 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (30467021)
打田 聖 東京工業大学, 物質理工学院, 講師 (70343168)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2018年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
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キーワード | トポロジー変換 / ロタキサン / ブロックポリマー / トポロジー効果 / ロタキサン架橋高分子 / ブロック共重合体 |
研究成果の概要 |
本研究では、高分子の連結点におけるロタキサンの機械的結合の動的構造特性の意義を明らかにするため、ロタキサン架橋高分子におけるメカノクロミック特性を示す官能基を組み込むことで、確かにロタキサン架橋が共有結合に加わる応力を緩和して結合の破断を抑制することを明らかにした。また、高分子のロタキサン連結を発展させ、ロタキサン連結高分子のトポロジー変換システムをブロック共重合体に適用した。そしてロタキサン連結点のスイッチがブロック共重合体のトポロジーを、そして組織化構造を変えうることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ロタキサン架橋された高分子架橋体は力学的な強靭であることから注目されている。しかし詳細なメカニズムは不明な点も多く、効果的なロタキサン架橋の設計に向けた、ロタキサンの機械結合架橋による強靭化の本質の理解が必要である。本研究ではメカノクロモフォアを組み合わせることでロタキサン架橋が架橋点へ集中する応力を効果的に分散していることを示すことに成功した。また、ロタキサン構造で異種高分子を連結したトリブロック共重合体は、その連結点を移動させることでミクロ相分離構造の変換が可能であることを示した。これらの成果は新しいロタキサンを利用した刺激応答性材料の創出につながる重要な成果である。
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