研究課題/領域番号 |
18H02131
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38020:応用微生物学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
八代田 陽子 国立研究開発法人理化学研究所, 環境資源科学研究センター, 副チームリーダー (60360658)
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研究分担者 |
平井 剛 九州大学, 薬学研究院, 教授 (50359551)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2018年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | 細胞間コミュニケーション / 分裂酵母 / 窒素代謝 / オキシリピン |
研究成果の概要 |
分裂酵母には、自身が微量に分泌する「窒素源シグナリング因子」を介した細胞間コミュニケーションが存在し、それにより窒素カタボライト抑制を解除し、窒素代謝を調節し「適応生育」現象を起こす。そのメカニズムを明らかにすることを目的とし、「窒素源シグナリング因子」の受容に関与する遺伝子を探索し、新たな適応生育誘導因子を同定した。また、適応生育現象は、その記憶維持機構も含めてエピジェネティックな制御を受けていることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
分裂酵母における窒素源シグナリング因子を介した細胞間コミュニケーションによる代謝調節は、変異株を特定の培養条件に置くことで発見できたが、実は真菌類において広く存在している可能性がある。本研究から窒素源シグナリング因子の受容に関わる遺伝子や新たなコミュニケーション因子が明らかになった。この研究をさらに進めていくことにより、「細胞間コミュニケーション」による真菌類の生存戦略を解明するための糸口を見いだすことが期待できる。
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