研究課題/領域番号 |
18H02133
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38030:応用生物化学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
森 春英 北海道大学, 農学研究院, 教授 (80241363)
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研究分担者 |
佐分利 亘 北海道大学, 農学研究院, 准教授 (00598089)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
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キーワード | 糖質生産 / 酵素利用 / 酵素機能 / 糖質の酵素合成 / 糖質関連酵素 / 糖質合成 / オリゴ糖合成 / 転移酵素 / 糖質合成酵素 |
研究成果の概要 |
糖質の多様化に寄与する酵素合成法として,合成酵素と糖転移酵素に関する基盤的研究を行った.合成酵素としてはSS酵素によるスクロースからのUDP-Glcを介した糖質合成により新規糖質の合成,およびSS酵素の特異性改変酵素を作出した.特異性の異なるGS酵素も見出した.糖転移酵素としては,マルトオリゴ糖からイソマルトオリゴ糖および環状糖を合成するマルチドメイン酵素のドメイン機能を明らかにし,類縁酵素2種の機能同定,および,これらの基質結合に寄与する残基を特定し,生成物特異性に関する機構を明らかにした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖質は構成糖の多様性と結合様式の多様性の組み合わせよって顕著な多様性を示す物質群である.味覚,消化性,エネルギーの違いに加えて,腸内細菌叢の改善効果や抗腫瘍・高血圧抑制効果などの健康機能性を有するなど等,有用なものも多く知られている.バイオ素材等も含め潜在的な有用物質の宝庫と言える. 糖質機能の発見と応用利用に向けて,多様性に対応可能な効率的合成手法の確立が必須である.ある程度のマスの糖質を合成するには酵素利用法が一般に優れている.一般には加水分解酵素を用いた多糖の低重合度化や,糖転移反応を利用したオリゴ糖や配糖体の合成,加リン酸分解の逆反応による糖質合成が行われている.
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