研究課題/領域番号 |
18H02134
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38030:応用生物化学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
人見 清隆 名古屋大学, 創薬科学研究科, 教授 (00202276)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
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キーワード | タンパク質架橋化酵素 / トランスグルタミナーゼ / 上皮組織 / バリア機能 / 線維症 / タンパク質架橋 / 表皮 / 上皮 / タンパク質架橋化 |
研究成果の概要 |
ヒトなど高等動物の上皮組織における硬度形成に際して、タンパク質架橋化酵素・トランスグルタミナーゼがどのように関与するかを明らかにすることを目的に、どのようなタンパク質分子群が基質となるのか、またその架橋産物が硬度化にどのような影響を及ぼすのかについて様々な方法で研究を進めた。これまで皮膚表皮組織や関連培養細胞で行ってきた解析基盤技術を基にして、腎、肝や肺での異常硬化疾患である線維症を対象に正常時との比較検討、またモデル生物としての遺伝子改変マウス・メダカを用いて対象因子と硬度化の関連を生化学・細胞生物学的に解析した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞内外のタンパク質を安定化させるタンパク質架橋化酵素が、外界と接する上皮組織において、その硬度化・安定化する際にどのように寄与しているかを明らかにしうる研究課題である。皮膚表皮に加え正常時の腎・肺などで架橋される基質群を明らかにしたこと、また過剰な硬度化に因る線維症についても、架橋化反応や産物の関与を、関連する組織や細胞レベルで初めて明らかにできた。また、これらの研究モデルとなる動物(マウス・メダカ)を確立し、解析展開の基盤を構築できた。得られた知見は組織のバリア機能として必要な硬度化のしくみ、また線維症の対応や薬剤シーズの発掘に貢献しうる。
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