研究課題/領域番号 |
18H02161
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分38050:食品科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
池羽田 晶文 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門, ユニット長 (40342745)
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研究分担者 |
関山 恭代 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門, 上級研究員 (60342804)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
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キーワード | メタボローム解析 / 量子化学計算 / 近赤外分光法 / リアルタイム計測 / NMR |
研究成果の概要 |
近赤外分光法は,PLS回帰などの機械的学習手法の助けもあり広く普及している.しかしそれらは定量原理が不明なまま使い続けられているのが現状である.そこで本研究では主にNMR法を用いたメタボローム解析によって,非破壊・迅速分光分析に利用されるシグナルがどの代謝物(群)に由来するかを調べた.果実糖度による選果に使用されているセンサーに使用されている波長は経験によって選ばれていることが多いが,NMRとの相関解析によってリンゴでは糖だが,桃のように追熟性の果実ではペクチンの加水分解に関係する波長も選択されていることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食品や農産物の非破壊迅速評価法として知られる近赤外分光法は,PLS回帰などの機械的学習手法の助けもあり,生産現場に広く普及している.しかし,それらは定量原理が不明なまま使い続けられているため,有害物質の検出や医療応用など,高い信頼性が求められる分野への進展が滞っている.したがって,非破壊・迅速分光分析の信頼性担保のため,検量モデルが成立するメカニズムの理解が急務である.これらの点から,近赤外センシングの作用機序を明らかにする方法論を構築した本研究の意義は大きいといえる.
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