研究課題/領域番号 |
18H02191
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39020:作物生産科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
石丸 努 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 中央農業研究センター, 上級研究員 (40414635)
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研究分担者 |
若山 正隆 慶應義塾大学, 政策・メディア研究科(藤沢), 特任講師 (20721913)
石崎 琢磨 国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 熱帯・島嶼研究拠点, 主任研究員 (30442718)
佐々木 和浩 国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 生物資源・利用領域, 任期付研究員 (70513688)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | イネ / 開花時刻 / 早朝開花性 / 高温不稔 / 遺伝子単離 / 光感受性 / 代謝産物 / 早朝開花 / ゲノム編集 / 形態観察 / ゲノム編集植物 / 遺伝子発現 |
研究成果の概要 |
近年の温暖化傾向に伴い、世界的に高温不稔を軽減する作物の開発が喫緊の課題となっている。本研究では開花時刻を気温の低い早朝の時間帯に調節することで高温不稔を回避することのできるイネの品種開発を目指し、早朝開花性を決定する遺伝子の単離を試みた。遺伝子の特定までには至らなかったものの、ゲノム編集技術によりある遺伝子の機能を喪失させると開花パターンが著しく変化することが明らかとなり、有力な早朝開花性の原因遺伝子を見出すことに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに同じ“開花”というキーワードでは、開花期(出穂期)に関する研究が先行しており、イネの開花期を決定する遺伝子として、OsGI、Hd1、Hd3a等、多数の遺伝子が特定され、分子レベルでの遺伝子ネットワークの機構解明が進められている。今回の研究で、地球温暖化の中で高温不稔発生を軽減する重要な形質である早朝開花性を決定する遺伝子の有力候補が初めて見出され、将来的に開花時刻を受精に有利な時刻帯に調節し、高温条件でも生産性の低下しにくい穀物の開発につながる可能性がある。
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