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温帯落葉果樹休眠芽における情報伝達機構の解明-ROSの機能とその制御-

研究課題

研究課題/領域番号 18H02193
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分39030:園芸科学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

菅谷 純子  筑波大学, 生命環境系, 教授 (90302372)

研究分担者 瀬古澤 由彦  筑波大学, 生命環境系, 助教 (90361310)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
キーワード果樹 / ニホンナシ / 休眠 / 花芽 / 温度環境 / ROS / 植物ホルモン / 酸化還元 / 芽 / 過酸化物 / 落葉果樹 / 自発休眠
研究成果の概要

落葉果樹の開花異常のメカニズムを明らかにするためニホンナシの花芽に対する温度処理の影響を生理生化学的、および分子生物学的に検討した。特に過酸化水素のシグナルに関して検討を行うとともに、低温遭遇中の高温条件の影響について検討を行うため、自発休眠に導入した時期の花芽をを異なる温度条件に遭遇させたところ、花芽中の過酸化水素量や、サイトカイニンやアブシシン酸量に影響があることが明らかになった。さらに、網羅的な遺伝子発現解析から、低温遭遇中の高温条件が、休眠関連遺伝子や酸化還元関連遺伝子、DNAのメチル化関連遺伝子に影響を与えており、ニホンナシの開花異常に繋がる可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

落葉果樹の花芽の開花異常は、花芽の休眠時の温度環境などが関わることが示唆されているが不明な点が多い。本研究では、温度条件が花芽や樹体の植物ホルモンや休眠関連遺伝子を含む多くの遺伝子発現に影響すること示し、花芽の開花異常のメカニズムに関わる多くの要因を示した点で学術的な意義があると考えられる。また、ニホンナシなどの落葉果樹の生産現場では、近年の異常気象や温暖化により、花芽の開花異常が報告されている。そのため、本研究の知見は、これらの課題を解決するための基礎的知見として意義があると考えられる。

報告書

(6件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実績報告書
  • 2020 実績報告書
  • 2019 実績報告書
  • 2018 実績報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-01-30  

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