研究課題/領域番号 |
18H02242
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40010:森林科学関連
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研究機関 | 宮崎大学 |
研究代表者 |
光田 靖 宮崎大学, 農学部, 教授 (30414494)
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研究分担者 |
伊藤 哲 宮崎大学, 農学部, 教授 (00231150)
平田 令子 宮崎大学, 農学部, 准教授 (50755890)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
15,860千円 (直接経費: 12,200千円、間接経費: 3,660千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2021年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | 送粉サービス / ニホンミツバチ / 景観構造 / 照葉樹林再生 / 二ホンミツバチ / 生態系サービス / 天然林再生 / 森林配置計画 / 森林ゾーニング / ミツバチ / 広葉樹林化 |
研究成果の概要 |
宮崎県綾町において特産品である日向夏へのニホンミツバチ訪花数(送粉サービスの指標)と景観構造との関係を解析した。ニホンミツバチ訪花数は近傍の天然林および農地・草地面積が大きい場所で高いことが明らかとなった。送粉サービスを向上させるためには、農地に近い人工林を天然林へ再転換する森林配置が有効であることが示唆された。 綾町のスギ人工林において林床植生タイプと立地条件との関係を解析した。広葉樹と隣接した場所で照葉樹林林冠構成種型の林床植生タイプが多いことが明らかとなった。このことを制約条件として、人工林から天然林への伐採スケジュールを設計したところ、大きな経済的損失が生じる危険性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、ニホンミツバチによる送粉サービスが景観構造の影響を受けることが明らかとなった。特に日向夏農園周辺の農地がニホンミツバチの誘因効果をもつことが示唆されたことは、有機農業を推進する綾町に特有の結果であり、世界的にも前例のないもので、学術的意義が高い。また、この結果は地域の生態系保全と経済的発展に貢献するものであり、社会的意義が高い。 人工林から天然林への再転換を成功させるためには、天然林に隣接した人工林を対象とする必要があることが示された。このことは、現在綾町で進行している天然林再生プロジェクトにおいて、より効率的な再生方法を提示することができ、社会貢献につながる成果である。
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