研究課題/領域番号 |
18H02266
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40030:水圏生産科学関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
山口 晴生 高知大学, 教育研究部自然科学系農学部門, 准教授 (10432816)
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研究分担者 |
外丸 裕司 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 水研機構(廿日市), 主任研究員 (10416042)
木村 圭 佐賀大学, 農学部, 准教授 (30612676)
堀田 純一 山形大学, 大学院理工学研究科, 准教授 (80301919)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2019年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2018年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | 珪藻 / ブルーム / 休眠 / 代謝 / 海洋基礎生産 |
研究成果の概要 |
海洋一次生産者として重要な微小珪藻の消長全容を明らかにするために,本研究課題では,微小珪藻細胞を人為的に休眠移行可能な培養技術を確立,この技術を用いて同藻個体群が休眠状態に至るプロセスを解明しようとした。その結果,供試藻は光と栄養塩の複合ストレスをうけると,細胞内における小器官・代謝産物・遺伝子転写を大きく変えることで,暗黒下でも長期にわたって生存可能な“休眠状態”へ移行可能なことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海洋生態系を下支えする珪藻は,大増殖を果たした矢先,突如して海水中から消失することがある。この現象を理解することは,漁業生産を左右する珪藻の消長全容を理解する上で極めて重要である。そのような背景のもと,本研究では,微小珪藻細胞群が同調的に休眠状態へと移行することを明らかにした。この成果は,海水中で大発生した珪藻(珪藻ブルーム)の唐突な終焉現象を休眠移行という観点から合理的に説明可能なものであり,珪藻の消長全容を理解する上で重要な知見と位置づけられる。
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