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包括的イヌ臨床がんゲノム解析基盤の創出とクリニカルシークエンス実用化への推進

研究課題

研究課題/領域番号 18H02339
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分42020:獣医学関連
研究機関東京大学

研究代表者

渡邊 学  東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 特任教授 (70376606)

研究分担者 坪井 誠也  東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 特任助教 (20721963)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2020年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2018年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
キーワードイヌ / 比較がんゲノム解析 / がんゲノム診断 / Cell free DNA / マルチプレックスPCR / 臨床治験 / ラパチニブ / ワンヘルス / クリニカルシークエンシング / がんゲノム解析 / liquid biopsy / One Health / 腫瘍 / 包括的イヌ臨床がんゲノム解析 / Liquid biopsy / ゲノム診断・治療 / ラパチニブ臨床治験 / 循環型トランスレーショナルリサーチ
研究成果の概要

本研究は、イヌ臨床がん症例のゲノム多型・変異頻度解析およびCell free DNAを対象としたLiquid biopsyによるがんゲノム検査の確立、臨床治験による抗がん剤投与前効果予測マーカーとなるゲノム変化の探索によるクリニカルシークエンス実用化への推進を目的とした。
16種類のがん105症例のゲノム解析によりがん組織・Cell free DNA特異的なゲノム変異を抽出した。乳腺腫瘍症例へのラパチニブ治験実施の結果、1例が完全寛解を呈し、関与するゲノム変異を検出した。これらの結果より、獣医療にて次世代シークエンサーを用いた迅速ゲノム診断の可能性や分子標的薬治療の実装化を示すことができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的な意義として、臨床獣医領域において、がん組織検体およびliquid biopsyを対象にした迅速ゲノム診断の可能性を実証し、臨床応用することで、人医領域と比較ゲノム診断治療学としてワンヘルスという観点から新しい学術分野が創設できる。
また社会的意義として、本研究で確立したゲノム診断が社会に普及することで、ペットのがんをゲノム解析という新しい観点からの治療に貢献できる。また人医領域で開発された新規抗がん剤の獣医療への導入のプラットホームを示し、実際に寛解例を示せたことは、ペットのがん治療へ新しい選択肢を提案実施することで、これまで治らなかったがんを治療できる可能性を示すことができた。

報告書

(1件)
  • 2020 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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