研究課題/領域番号 |
18H02380
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43010:分子生物学関連
|
研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
吉川 学 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門, 上級研究員 (80391564)
|
研究分担者 |
西野 達哉 東京理科大学, 基礎工学部生物工学科, 准教授 (50533155)
韓 龍雲 国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 研究員 (50566297)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
|
キーワード | siRNA / miRNA / Argonaute / RDR6 / RISC / RNA依存性RNAポリメラーゼ / 小分子RNA / 二次的siRNA |
研究成果の概要 |
植物には小分子RNAとAGRONAUTEを含む複合体RISCによって切断されたRNAを鋳型に二本鎖RNAが合成され、それをDICER-LIKEが切断し、新生siRNA(二次的siRNAと呼ばれる)を生成するRNAサイレンシング増幅機構がある。この機構は内在性の二次的siRNAであるtrans-acting siRNA生成やウイルス防御に機能する。本研究課題では、RNAサイレンシング増幅機構過程において、SGS3とSDE5が協調してRDR6を呼び込み二本鎖RNAが合成されることを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動物のような免疫系を持たない植物では20-25塩基の長さの小分子RNAを介したRNAサイレンシングが、ウイルス抵抗性に重要なことがわかっている。我々は、この過程について生化学的な解析を行い、小分子RNAが増幅される分子機構の一端を明らかにした。ここでの成果は作物のウイルス抵抗性の付与に役立つことが期待できる。
|