研究課題/領域番号 |
18H02596
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48020:生理学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
清水 啓史 福井大学, 学術研究院医学系部門, 講師 (50324158)
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研究分担者 |
岩本 真幸 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (40452122)
平井 義和 京都大学, 工学研究科, 助教 (40452271)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2020年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 13,390千円 (直接経費: 10,300千円、間接経費: 3,090千円)
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キーワード | 1分子計測 / 蛋白質 / X線回折 / X線回折 |
研究成果の概要 |
イオンチャネル開閉構造変化の全体像を明らかにするため、1分子電流と1分子構造変化の同時計測法開発を目的とした。本研究では、デバイス中への脂質二重膜形成のため、パターンニング可能な新素材を採用し膜穴形成のプロセスを開発した。脂質二重膜を形成し電気容量計測を行った。電気容量の低減プロセスを開発した。次に、電極のパターンニングプロセスを行いデバイス上への電極を配置した。放射線照射実験を行い、照射に伴う電気ノイズレベルの計測と散乱X線の遮蔽方法を検討した。さらに、金ナノ結晶のサイズ制御法を改良し、蛋白質との複合体形成の効率を高めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
イオンチャネル蛋白質は1分子機能測定法である1分子電流計測法が確立しており、立体構造情報の蓄積が進んでいる今、1分子動態計測との同時計測の実現は、蛋白質の機能発現機構の解明に極めて重要である。本研究では、X線1分子動態計測法に適合する同時計測チャンバ開発を進めた。観測窓、流路形成素材の決定を始め、観測チャンバに電極を設置し、放射光実験で電極に散乱X線が入射することを防ぐノイズ対策など、同時計測実現へ向けた重要な進展があった。また、観測プローブと蛋白質の複合体形成効率を高めるため、サイズ制御法のプロセスの改良も進んだ。
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