研究課題/領域番号 |
18H02730
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中神 啓徳 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座教授 (20325369)
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研究分担者 |
樂木 宏実 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20252679)
島村 宗尚 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座准教授 (60422317)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | ワクチン / 抗体 / 慢性炎症 / アラーミン / 老化細胞 |
研究成果の概要 |
S100A8/A9はTLRやRAGEを介した炎症惹起作用を有する炎症トリガー因子(アラーミン)として知られている。また、血管障害時の活性化血小板から放出されCD36を介した血栓形成に関与する。S100A9ワクチンを作成し、抗血小板作用をマウスモデルで検証した。 近年、老化細胞の除去がマウス老化形質を改善するとともに、寿命を延長させることが報告されている。本研究では治療ワクチンにより誘導された抗体のエフェクター機能(ADCC活性、CDC活性など)による標的細胞除去作用を活用し、CD153陽性の老化T細胞を標的とした細胞除去ワクチンを作成し、脂肪組織での老化T細胞の増加抑制と耐糖能改善を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我々はこれまで液性免疫主導の抗体誘導ワクチンの開発に取り組んできた。これは内因性分子に対する免疫応答を惹起して抗体産生を誘導する手法であり、生体内で疾患発症に先立ち上昇するアラーミンあるいは老化細胞を標的とした新規免疫治療法を確立し、早期治療介入による脳梗塞・心筋梗塞の予防、健康寿命の延伸を目指した治療を提案する。
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