研究課題/領域番号 |
18H02754
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
|
研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
岸本 年史 奈良県立医科大学, 医学部, 特任教授 (60201456)
|
研究分担者 |
紀本 創兵 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (00405391)
牧之段 学 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (00510182)
井川 大輔 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (00526717)
宮坂 俊輝 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (00771023)
太田 豊作 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (10553646)
北村 聡一郎 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (10714389)
矢野 寿一 奈良県立医科大学, 医学部, 教授 (20374944)
鳥塚 通弘 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (20588529)
松岡 究 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 脳機能イメージング研究部, 研究員(任非) (80613794)
芳野 浩樹 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (10347560)
山内 崇平 奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (20550817)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
|
キーワード | 神経性やせ症 / 思春期メンタルヘルス / 脳腸相関 / ユースメンタルヘルス / 思春期 / 摂食障害 / 事象関連電位 / 近赤外線スペクトロスコピィ / 思春期やせ症 / 糞便移植 / 腸内フローラ / ERP / 神経炎症 / 神経性無食欲症 / 分子神経免疫 / トランスレーショナルリサーチ |
研究成果の概要 |
神経性やせ症の患者において、脳機能の生理学的な変化、あるいは腸内フローラに変化があるのかについて検討を行なった。対象は、13-18歳までの思春期患者と年齢をマッチさせた健常対象者で検討をおこなった。その結果、摂食障害患者における事象関連電位と呼ばれる神経生理学的な検査法では有意な変化を認めた。同患者群における腸内フローラ解析については、健常-対照群間、疾患群においても治療介入前後で腸内フローラの粗大な変化を認めなかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経性やせ症の患者において、事象関連電位は疾患の生物学的指標になる可能性が考えられた。一方で、これまでの研究から神経性やせ症における腸内環境の変化が存在することは明らかであるが、治療前後において大きく腸内細菌叢が変化する可能性は乏しく、これが神経性やせ症の現在における治療介入においても未だなお完全寛解に至らない可能性がうかがえた。今後、詳細に解析を続け、診断マーカーや創薬に向けた検討を行なう。
|