研究課題/領域番号 |
18H02998
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
星 和人 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30344451)
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研究分担者 |
大庭 伸介 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (20466733)
疋田 温彦 東京大学, 医学部附属病院, 特任研究員 (60443397)
金澤 三四朗 東京大学, 医学部附属病院, 特任研究員 (60823466)
北條 宏徳 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 准教授 (80788422)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | 骨髄 / 多能性前駆細胞 / 幹細胞niche / single cell RNA-seq / RNA-seq / ATAC-seq / 骨髄間葉系幹細胞 / 造血-間葉相互作用 / GREAT解析 / エピゲノム解析 / open chromatin analysis / 幹細胞ニッシ |
研究成果の概要 |
骨髄由来の重要な細胞系統の1つはMSCである。近年、MSCの分離すマーカーが報告されているが、未だに不均一な細胞集団のため、MSC特性の正確な評価は困難である。本研究では、scRNA-seq分析を用いて、マウス骨髄MSCに遺伝的に異なる7つの亜集団を同定した。またATAC-seq分析により、エピジェネティックランドスケープ、遺伝的類似性および機能特性を明らかにした。これらの結果は、骨髄微小環境における幹細胞ニッチシグナルを解明し、in vitroで骨髄を再構成し、骨および骨髄関連疾患の治療へのさまざまな臨床応用において特定された亜集団の潜在的に重要な役割に光を当てることを可能にした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、骨髄MSCのscRNA-seqにより、MSCには分化状態に多様性を示す7つの異なる亜集団で構成されていることを明らかにした。また、各集団は特徴的な分化指向性と機能的特徴を有することを示唆した。また、分離した亜集団のbulk RNA-seqおよびATAC-seq解析により、MSCを構成する亜集団の多様性を特徴づけた。 これらの結果は、MSCの本質的な特性の解明に寄与し、骨髄微小環境における幹細胞ニッチシグナルの解明と新たなin vitro培養法につながると期待される。また、骨および骨髄関連疾患の治療等さまざまな臨床応用への有用性を示唆する。
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