研究課題/領域番号 |
18H03008
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57060:外科系歯学関連
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研究機関 | 鶴見大学 |
研究代表者 |
濱田 良樹 鶴見大学, 歯学部, 教授 (70247336)
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研究分担者 |
熊谷 賢一 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (10518129)
鈴木 隆二 独立行政法人国立病院機構(相模原病院臨床研究センター), 臨床免疫研究室, 室長 (70373470)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2020年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2019年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 口腔がん / T細胞受容体 / ネオアンチゲン / 網羅的T細胞受容体解析 / 口腔癌 / T細胞受容体 / TCR / 完全個別化医療 |
研究成果の概要 |
口腔がんにおけるT細胞受容体の多様性と臨床的予後因子との相関性については不明である.本研究では, 次世代シークエンサーを用いて口腔がん患者個人のNeo-antigen に反応を示していると考えられる腫瘍浸潤リンパ球におけるTCRを同定することを目的とした. 原発組織と転移陽性の頸部リンパ節でいくつかの共通したクローンを持つTCR遺伝子を同定した. さらに, 同一患者内の転移陽性リンパ節は陰性リンパ節よりも多様性が高くなっていた.転移陽性リンパ節におけるTCRレパトアは, 腫瘍抗原への免疫応答を反映していることが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得られた口腔がん患者ごとの TCR 遺伝子情報は, 抗腫瘍効果の新規遺伝子診断・治療評価法の確立へと寄与する可能性を秘めており, 個々の口腔がん患者ごとのNeo-antigenを標的とした強い免疫応答を誘導する革新的ながん免疫治療法開発の端緒となることが期待される.
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