研究課題/領域番号 |
18H03014
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分57080:社会系歯学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
江國 大輔 岡山大学, 医歯薬学域, 准教授 (70346443)
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研究分担者 |
森田 学 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (40157904)
友藤 孝明 朝日大学, 歯学部, 教授 (80335629)
片岡 広太 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (80744185)
米田 俊樹 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (60756071)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2022年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | マイクロRNA / アルツハイマー病 / 歯周病 / 糖尿病 / miRNA |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、ワイルドタイプおよびアルツハイマー病(AD)モデルタイプマウスを用いて、歯周病と糖尿病がADに与える影響を調べることであった。それぞれのタイプの6ヶ月齢雄性マウスを使用し、対照群、歯周病群、糖尿病群、歯周病+糖尿病群の4群に分けた。ADマウスでのみ、対照群と歯周病+糖尿病群の間に有意差があった。統合解析の結果から、miR-693-3pとNeurogenic differentiation 1(Neurod1)に着目した。免疫染色を行い、脳内でのNeurod1の発現を調べたところ、対照群と比較して歯周病+糖尿病群では発現量が少なかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症は日本を含む各国の大きな健康課題である。認知症の原因の7割を占めるアルツハイマー病のメカニズムは不明な点がまだ多い。近年、遺伝子発現を調節するマイクロRNAが注目されるようになり、新しい診断マーカーや治療ターゲットとして研究が進んでいる。本研究成果から、歯周病と糖尿病の複合作用によって、遺伝子レベルとタンパク質レベルの両方で、脳におけるNeurod1の発現が抑制されていたことがわかった。miR-693-3pとNeurod1による制御がアルツハイマー病の促進に関与していることが示唆された。歯周病と糖尿病によるアルツハイマー病促進のメカニズムの解明に貢献できる可能性があり、社会的意義がある。
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