研究課題/領域番号 |
18H03089
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
|
研究機関 | 京都橘大学 |
研究代表者 |
堀江 淳 京都橘大学, 健康科学部, 教授 (60461597)
|
研究分担者 |
金子 秀雄 国際医療福祉大学, 福岡保健医療学部, 教授 (20433617)
林 真一郎 国際医療福祉大学, 臨床医学研究センター, 教授 (50211488)
松永 由理子 (明時由理子) 九州大学, 医学研究院, 講師 (50612074)
高橋 浩一郎 佐賀大学, 医学部, 講師 (70549071)
中川 明仁 新潟リハビリテーション大学(大学院), 医療学部, 講師 (90639296)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 11,000千円、間接経費: 3,300千円)
2022年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
|
キーワード | COPD / 呼吸リハビリテーション / 早期発見 |
研究実績の概要 |
研究期間を通してPAR COPD患者のデータ収集、ならびに通常の受診行動によってCOPDと診断された患者(以下COPD患者)のデータ収集を実施する予定であった。 COPD患者のデータ収集は、高邦会高木病院(福岡県大川市)、結核予防会大阪複十字病院(大阪府寝屋川市)で実施した。COVID-19の感染予防の観点から、当該研究期間で中止にせざるを得ない時期が相当あり、小数例のデータ収集にとどまった。加えて、データ収集不足を補うために、新規開拓した研究協力施設である松浦中央病院(長崎県松浦市)、長生堂渡辺医院(佐賀県唐津市)においてもデータ収集が実施できなかった。 PAR COPD患者のデータ収集は、薬師寺医院(佐賀県鹿島市)、さとうクリニック(佐賀市)、石井内科(佐賀県有田町)の患者を対象に実施した(例年8月~9月に集中的にデータ収集)。薬師寺医院の患者は院内リハビリテーション室、さとうクリニック、石井内科の患者は、医院近隣の公民館にて測定を実施したものの、一部、測定データ(呼吸機能検査、過換気IC測定)は測定できなかった。さとうクリニックは、2019年度より、新たに開始した施設であったが、実施不可との施設の判断により、全ての対象者の測定が実施できなかった。新規対象者の掘り起しについては継続的には行えているものの、研究データ測定が上記のような状況であるため、対象者数の増加には計画通り進んでいない。石井内科、薬師寺医院の患者へのフィードバックは、測定結果をわかりやすく開示するために専用の報告用紙を作成し、報告会で個別に行った。報告会では、「自分の病気と闘う戦略を練る」をテーマに勉強会等を行い、作成したパンフレット、日誌を用いて在宅での注意点等について、例年に引き続き指導を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究分担者である林真一郎、高橋浩一郎、松永由里子、中川明仁、金子秀雄と共に研究準備を進めていたが、COVID-19感染拡大に伴い、多くの場面でデータ収集 中止を余儀なくされた。特に、スパイロメーターを用いる測定データである呼吸機能検査、過換気IC測定は、全く実施できなかった。COPD患者のデータ収集につ いては、結核予防会大阪複十字病院病院では一部測定データ収集は可能、高邦会高木病院については、データ収集が可能な時期はあったものの、研究での他施設 からの立ち入りを制限されたため当初予定していた対象者数はデータ収集できなかった。 早期COPD患者のデータ収集については、例年8月~9月に集中的に行っているが、当該年度については実施することはできたものの、COVID-19感染拡大に伴いスパ イロメーターを使用した測定データの収集が行えなかった。 このような状況から予定していたデータが十分に集まらず、学術集会での発表、論文投稿による研究成果の公表もできなかった。2022年度も引き続き研究期間を 延長することとなった。COVID-19感染拡大の状況も落ち着きつつあるため、研究分担者、研究協力者とも連携を取り、研究準備は進めていく。 これらの状況から、「やや遅れている」との判断に至った。
|
今後の研究の推進方策 |
次年度の研究推進方法は、これまでと同様、PAR COPD患者、ならびにCOPD患者のデータ収集を継続して実施する。これまでの研究期間に影響を受けたCOVID-19感 染予防に伴うデータ収集への影響は、現時点では不明であるが、薬師寺医院、石井内科の患者のデータ収集は、患者のリクルート、測定場所の確保、測定備品の チェック・準備など8月~9月にデータ収集を計画通りに準備を進めている。なお、研究分担者、各医院の院長と相談の上、呼吸機能検査も実施する方向で検討 を進めている。結核予防会大阪複十字病院病院、高邦会高木病院でのデータ収集は、少しずつ再開可能となっており、データ収集を継続する予定である。これま での研究の遅れ(対象者数の確保の遅れ)に対する方策として準備した新たな研究協力施設として、かとうクリニックを追加し、松浦中央病院、長生堂渡辺医院 についても継続して研究協力施設として確保する。これら施設においても適時、データ収集を開始する予定である。
|