研究課題/領域番号 |
18H03190
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
橘 敬祐 大阪大学, 薬学研究科, 講師 (30432446)
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研究分担者 |
土井 健史 大阪大学, 薬学研究科, 特任教授 (00211409)
吉田 卓也 大阪大学, 薬学研究科, 准教授 (00294116)
石本 憲司 大阪大学, 薬学研究科, 特任講師(常勤) (00572984)
樋野 展正 大阪大学, 薬学研究科, 講師 (90469916)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2019年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 核内受容体 / NASH / 分子代謝学 / PPAR / 立体構造解析 / LPIN / PGAM5 / リガンド / 分子病態学 |
研究成果の概要 |
核内受容体PPAR及びそれを制御する因子は脂質代謝を促すことから、NASHの予防・治療標的分子として有望である。我々は、独自にPPAR活性化剤スクリーニング系を構築し、新規活性化化合物を得た。本化合物とPPARとの共結晶構造解析から、さらなる高活性化合物の開発に成功した。これら化合物は、NASHモデルマウスの肝線維化抑制効果を示した。また、核内でPPARを制御するLPINについて解析した結果、脱リン酸化酵素PGAM5によってLPINが脱リン酸化されることで、細胞質から核内に移行することを明らかにした。本成果は、NASHの新規治療法を開発するための有用な知見であり、非常に意義深いものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の食生活や運動不足によるエネルギー過剰の状態は、体内に余剰の脂肪蓄積を促し肥満となる。それと共に脂肪肝から肝線維化を経て肝硬変、肝癌へと至る非アルコール性脂肪肝炎(NASH)に罹患する患者数も急増している。本研究は、脂質センサー分子であるPPARの制御機構を解明すると共に、新たな活性化剤の開発に関する研究であり、今回得られた知見を基に新たなNASH治療法を提案できることから、非常に意義深いものである。
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