研究課題/領域番号 |
18H03220
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60050:ソフトウェア関連
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研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
青木 利晃 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (20313702)
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研究分担者 |
石井 大輔 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (00454025)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2022年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 形式手法 / 形式検証 / 形式仕様記述 / 車載システム / ハイブリッドシステム / モデル検査 / 充足可能性判定 / テスト / 不確定性 |
研究成果の概要 |
本研究では,次世代車載システムを対象として,それらの高信頼性と高安全性を実現する形式手法を提案した.次世代車載システムでは,知能化システムに由来する不確実性,画像や動画を含む多様で大量のデータの取扱,高度な制御に由来する計算の複雑さに関する問題がある.本研究では,従来の形式手法を拡張・特化した手法,および,新規の形式手法を提案し,これらの問題を解決・緩和した.実践的な手法となるよう別手法との組み合わせた解決策も提案した.提案手法は,オープンデータセットや公開文書を用いて評価した.成果の一部は,商用ツールとしてリリースすることにも成功した.これらのことから,実践的な手法が提案できたと言える.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
形式手法は,一筋縄では実践が行えないため,実践のための理論や技術も学術的な研究の対象である.本研究では,形式手法を用いた複数の実践例を示すことができ,次世代車載システムのような先進システムにおいても形式手法が有効であることを示すことがでた.これは,当該分野の発展に大きく貢献すると考えている.また,本研究では,提案手法に基づいたツールを実装し,商用ツール,および,オープンソースとしてリリースした.これらは,産業界に直接的に還元できるものである.本研究の成果が普及することにより,自動車に限らず,同様の先進システムの信頼性・安全性が格段に高くなり,安全・安心な社会構築へ貢献することが期待される.
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