研究課題/領域番号 |
18H03223
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60050:ソフトウェア関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
上田 和紀 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10257206)
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研究分担者 |
石井 大輔 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (00454025)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,380千円 (直接経費: 12,600千円、間接経費: 3,780千円)
2020年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 高水準モデリング言語 / グラフ書換え / ハイブリッドシステム / 制約プログラミング / 発展可能処理系 / 発展可能検証系 |
研究成果の概要 |
グラフ構造を扱いモデル検査器を備える高水準モデリング言語LMNtal,および実数制約を扱い厳密な記号実行系を備える高水準モデリング言語HydLaという二つの言語について,言語的側面と実装技法の双方にまたがる開拓と深化を推進した.言語的側面については,両言語の形式意味論の精査と詳細化を行うとともに,それぞれに対し,明解な意味論に支えられた言語機能の拡張を行った.さらに,LMNtalについてはグラフの型概念の理論および実践両面からの整備,HydLaについては求解過程の最適化をはじめとする多方面の研究をそれぞれ推進し,多くの成果をオープンソース公開中の処理系に反映させた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の最大の学術的および社会的意義は,他の既存ツールでは実現が困難なさまざまなタスクを容易に記述できるモデリング言語とその処理系の進化発展を,理論と実践の両面から推進した点である.学術的には,これらの言語が簡明な理論的基礎に基づいている点で,永続性の高い成果として長期的な波及効果が見込まれる.社会的には,多くの開発合宿をはじめとする努力によって,研究成果のオープンソースツールの形での社会還元を持続的に果たしてきている点が大きな意義である.
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