研究課題/領域番号 |
18H03235
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 公立はこだて未来大学 |
研究代表者 |
JIANG Xiaohong 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (00345654)
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研究分担者 |
稲村 浩 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (20780232)
福士 将 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (50345659)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
9,880千円 (直接経費: 7,600千円、間接経費: 2,280千円)
2020年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 隠蔽無線通信 / 秘密容量 / 物理層のセキュリティ / covert communication / secrecy capacity / physical layer security |
研究成果の概要 |
本研究プロジェクトでは,隠蔽無線通信(CWC)の秘密容量(SC)に関しては,シングル-ホップ, 2-ホップ, そして,ネットワークの CWC SCを調査した.隠蔽機能停止確率, 伝送機能停止確率と秘密機能停止確率のモデリング,そして,SCと機能停止性能間の固有のトレードオフについての研究を行った.SCの増大/最適化に関しては,シングル-ホップ SCの最大化を目的に伝送電力と人工的ノイズの最適制御, 2-ホップCWC SCの最大化を目的に伝送電力と協調ジャミングの最適制御, そして,CWC ネットワークのSCの最大化を目的に最適なジャミングとスペクトラム分割とモード選択に関する調査を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
隠蔽無線通信(CWC)は,プライバシー保護通信や沿岸監視などの多くの重要なアプリケーションにとって非常に魅力的である.隠蔽性かつ信頼性のある通信を保証しつつ,各ノードペア間の最大通信容量を特徴づける指標として秘密容量(SC)があり.それゆえ,本プロジェクトでは,物理層の秘密技術の上に構築されるCWCのSCに関する詳細な研究を行った.特に,本研究では,SCの研究において基本的な問題として知られる,SC分析,SCと通信停止トレードオフ,SCの拡張と最適化の3つの問題について調査した.本研究は,現代の通信理論の開発と未来のセキュアな通信の持続的な成功に確実に貢献するものと思われる.
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