研究課題/領域番号 |
18H03236
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 広島工業大学 |
研究代表者 |
林 孝典 広島工業大学, 情報学部, 教授 (60539641)
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研究分担者 |
久保 亮吾 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 准教授 (00582199)
松田 崇弘 東京都立大学, システムデザイン研究科, 教授 (50314381)
大田 健紘 日本工業大学, 基幹工学部, 助教 (50511911)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2020年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 8,840千円 (直接経費: 6,800千円、間接経費: 2,040千円)
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キーワード | QoE / 主観評価 / 生体情報 / ネットワーク設計 / ネットワーク制御 / QoE / 生体反応 / ユーザコンテクスト |
研究成果の概要 |
本研究プロジェクトでは,情報通信サービスに対するユーザ個々の嗜好や心理状態等を反映可能なユーザ体感品質(QoE)評価手法と,QoE指標に基づく新たなネットワーク設計・制御手法を開発した.前者では映像配信を対象に,ユーザ毎の画質感度に着目したQoE評価モデルや,映像視聴中の快さを生体指標から推定する手法を提案した.後者ではWeb閲覧や映像配信を対象に,QoEの公平性を確保する無線LANプロトコルの拡張やQoEを最大化するリアルタイム制御方式を提案し,シミュレーション実験によりその有効性を検証した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,QoE評価の心理的・生理的計測とネットワーク設計・制御という,異なる学問・技術分野を融合した成果を訴求することができた.さらに,認知心理学・認知神経科学と通信ネットワーク工学との融合研究という新たな学問分野を開拓できた点でも学術的に意義深い.また,価値観の多様化が進む社会では,今後の情報通信サービスにおいてもユーザ一人ひとりのニーズに応えられるネットワークの実現が求められ,本研究成果はQoEの観点でこれを実現する新たなネットワーク設計・制御手法を提案しており,社会的にも意義が大きい.
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