研究課題/領域番号 |
18H03256
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61010:知覚情報処理関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
山口 雅浩 東京工業大学, 工学院, 教授 (10220279)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | ホログラム光学素子 / 画像入力 / ユーザインタフェース / ディスプレイ |
研究成果の概要 |
本研究では、透明板正面の被写体を撮影する透明平板スクリーンカメラを開発し、これをディスプレイの前面に置く新たな方式のユーザインタフェースを提案した。これは、体積型ホログラム光学素子を用いたホログラフィック導波路デバイスを用いた手法であり、異なる全反射回数の像が重なり合って多重像を形成することから、画像再構成処理を適用することでブレの無い画像を取得する。またホログラムの回折光以外の不要光成分を除去するための分光画像処理手法の提案も行った。以上の提案方式に基づき実験を行うことで、透明スクリーンカメラの原理実証・基礎特性の明確化を図り、新規なユーザインタフェースへの応用可能性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、ICT・AI・リモートワーク・スマートホーム等、多様な人々がデジタル機器を扱う状況が生じており、誰でも快適に使えるユーザインタフェースの高度化は社会的要請の高い分野である。本成果は、携帯端末による視線の一致する遠隔コミュニケーションや、非接触でスクリーン近接のジェスチャー入力への応用等、社会的意義は大きい。また近年応用が拡大している導波路型ホログラム光学素子に関して、ブラッグ回折素子と画像再構成技術を組み合わせた計算イメージング分野への展開、さらにそのユーザインタフェース分野における価値創造等は、異なる学術的基礎の融合により可能となる新たな分野として、学術的な意義も高いと考えられる。
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