研究課題/領域番号 |
18H03282
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 |
研究代表者 |
成瀬 康 国立研究開発法人情報通信研究機構, 未来ICT研究所脳情報通信融合研究センター, 室長 (00455453)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 10,530千円 (直接経費: 8,100千円、間接経費: 2,430千円)
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キーワード | 脳波 / 時刻同期 / 共感 / 同期 / ウェアラブル脳波計 / ワイヤレス時刻同期 |
研究成果の概要 |
時刻配信同期応答システムを搭載のBluetoothモジュールを研究代表者らがこれまでに開発したウェアラブル脳波計に搭載することに成功し,ワイヤレス時刻同期ウェアラブル脳波計の開発に成功した.また,このワイヤレス時刻同期ウェアラブル脳波計を用いて,映画を視聴中の脳波を同時に複数人計測するという実験を行った.その結果,同じ映画を見たときに,同じような気分や感想を持った人は,脳波の同期度が高く,異なる気分になったり,異なる感想を持ったりした人は脳波の同期度が低いということが分かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
同じ動画を見ることで,同じような気分になったり,同じような感想を持ったりすることは共感につながる重要なファクターであると考えられる.それ故,本研究により開発することに成功したワイヤレス時刻同期ウェアラブル脳波計を用いて,複数人の脳波を計測し,そのときの脳波の同期度を解析することで共感度に関しての評価をすることができる可能性が示唆された. また,ワイヤレス時刻同期ウェアラブル脳波計は,マイクロ秒のオーダーで複数人の脳波をワイヤレスで同期することができることから,実環境下における脳波計測に有用なデバイスであり,実環境における脳波計測研究を加速することができると考えられる.
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