研究課題/領域番号 |
18H03317
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分61060:感性情報学関連
|
研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
石川 智治 宇都宮大学, 工学部, 教授 (90343186)
|
研究分担者 |
柳田 佳子 文化学園大学, 服装学部, 教授 (60409323)
矢中 睦美 文化学園大学, 服装学部, 教授 (70386316)
三井 実 ものつくり大学, 技能工芸学部, 教授 (70535377)
森 博志 宇都宮大学, 工学部, 准教授 (80538447)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
|
キーワード | Fabric Texture Space / Visual-Tactile Fusion / Image/Video presentation / Vibration and Airflow / 布地質感評価空間 / 被験者属性の相違 / 視感技術 / 触感技術 / 布地質感 / 多様な布地と被験者への適応 / 視感提示技術 / 触感提示技術 / 布地属性の相違 / 布地属性 / 布地知識の相違 / 布地質感空間 / 被験者の多様性 / 視感・触感融合提示技術 |
研究成果の概要 |
本研究では,布地質感評価語で構成される布地質感評価空間を基幹とし,多様な被験者や布地の属性に対する視感・触感の質感DBの構築と,それらのDBに基づく被験者適応型の布地質感伝達システムを開発した.具体的には,(1)布地属性:素材/織り編み構造/糸の太さや,被験者属性:布地知識/成育環境における布地質感評価空間の体系化と布地質感DBを構築した.(2)独自の画像/映像制作方法の属性適応性を示し,3DCGによる表現拡張,画像/映像複合ファッションサイトや布地質感AIを検討した.(3)布地・皮膚温度と質感評価の関係から振動・空気流を利用した新触感技術を開発し,布地質感伝達システムの実現可能性を示した.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果における学術的意義は,繊維・服飾・工学の各分野で個々に扱われてきた布地試料の特性と視感・触感との対応関係や視触覚提示技術の適応性(布地の力学特性と触感の関係,質感評価と布地素材の関係,視覚と画像撮影/加工/提示技術の適応性等)を統合的に明らかにし,独自開発の布地画像制作/提示技術に基づく実践的な布地質感伝達システムを研究開発した点である.また社会的意義は,開発技術及びシステムが,未来・国際型の布地販売やネットショップのコア技術となるだけではなく,正確で高品質な情報伝達を必要とする高級な伝統的美術工芸の分野/高品質な製造産業の分野/在宅医療の分野などへの応用が期待できる点である.
|