研究課題/領域番号 |
18H03525
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
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研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
片野坂 公明 中部大学, 生命健康科学部, 准教授 (50335006)
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研究分担者 |
金川 基 愛媛大学, 医学系研究科, 教授 (00448044)
永森 收志 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (90467572)
片野坂 友紀 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (60432639)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2021年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2019年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 骨格筋 / 運動適応 / 筋痛 / 侵害受容 / 機械受容 / メカノセンサー / 感覚神経 / 血管 / 膜修復 / 適応 |
研究成果の概要 |
運動後の骨格筋に生じる遅発性筋痛とその適応過程における、神経と筋の機械受容体分子の寄与を医工学的解析により明らかにすること、また運動適応に関わる分子の網羅的解析により筋痛の緩和の基盤となる分子を特定することを目的として研究を実施した。運動後の筋では膜融合過程に関わる幾つかのタンパク質の発現が増加し、適応後の筋では変化しないことを見出した。一方、機械受容体TRPV2の筋痛への寄与は小さいと考えられた。本研究により、運動に対する筋の適応、筋性疼痛の軽減に、膜修復の亢進が関わる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
運動後に感覚神経を介して痛みを生じ、しばらくして回復をみせる遅発性筋痛において、神経と筋で働く重要分子を探索し、反復的な運動に適応して筋痛を低下させる可能性のある分子を同定した。これらの分子の機能を亢進させ、骨格筋自身の適応機構を賦活化する方法を見出すことにより、筋性疼痛の緩和、運動器障害の予防、運動療法の効率化等につながる新たな治療戦略としての応用が期待できる。
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