研究課題/領域番号 |
18H03527
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90110:生体医工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター |
研究代表者 |
馬原 淳 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (80416221)
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研究分担者 |
山岡 哲二 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 部長 (50243126)
齋藤 茂芳 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (40583068)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2020年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2019年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 高分子 / 自己組織化構造 / 画像診断 / MRI / 脳卒中 / イメージング / 血管 / 高分子造影剤 / 微細血管 / 造影剤 / 脳血管 |
研究成果の概要 |
本研究では、ソフトな分子間相互作用によって一時的に血中循環する微細血管造影用高分子MRI造影剤を作製し、従来法では可視化できなかった脳微細血管のMRI造影法を開発した。分子構造を最適化した高分子MRI造影剤は、自己組織化形成により大きな繊維状の構造を形成することを突き止めた。この造影剤を血中投与しMR撮像すると45μmの解像度で脳内の微細血管網をイメージングすることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、ガドリニウムキレートとフルオレセインを結合させた分岐型ポリエチレングリコールが高濃度条件においてのみ自己組織化構造を形成し、特有の繊維構造を形成していることを見出した。さらにこの自己組織化構造の形成メカニズムについても解明できた。この分子を血中へ投与することで通常のMRI撮像では見られない微細血管網を可視化することができ、新たな脳卒中の画像診断法として有効であることを実証した。
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