研究課題/領域番号 |
18H03539
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90120:生体材料学関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
藤枝 俊宣 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (70538735)
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研究分担者 |
太田 宏之 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 薬理学, 講師 (20535190)
小林 正治 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (40740147)
武岡 真司 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20222094)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2020年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2019年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
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キーワード | 高分子薄膜 / インクジェット印刷 / 神経電極 / オプトジェネティクス / 無線計測 / 分子インプリント / ポリピロール / ドーパミン / ポリイミド / 電解重合 / ノルエピネフリン / セロトニン / 高分子ナノシート / 神経電位 / 神経伝達物質 / 高分子ナノ薄膜 / 脳皮質電位(ECoG) / 局所フィールド電位(LFP) / ChR2発現ラット / Bluetooth Low Energy / ナノインク / スパイク計測 / オプトロード |
研究成果の概要 |
脳科学研究の進展に伴い、低侵襲的に脳組織に介入し種々の神経活動(電位・神経伝達物質)を計測可能な柔軟なプローブの開発が求められている。本研究では、柔軟性に優れる高分子薄膜の表面に配線をインクジェット印刷することで、単一神経細胞の活動電位を計測可能な針状神経電極を作製した。また、分子インプリント法を利用することで、神経伝達物質(例:ドーパミン)を電気化学的に選択的に補足可能なプローブも開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本神経プローブは、薄膜製造技術と印刷技術を融合させることで生まれた斬新な研究成果である。とりわけ、高分子薄膜の柔軟な構造により脳組織への摩擦による損傷や神経細胞からの電極の脱落を防ぐと期待され、脳内への長期留置と機能計測が期待される。また、運動時の大脳皮質や大脳基底核の電気的活動が、神経伝達物質の濃度変化とどのような相関を持つのかは未解明であり、本プローブの活用が期待される。
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