研究課題/領域番号 |
18H03738
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分17:地球惑星科学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
相木 秀則 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 准教授 (60358752)
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研究分担者 |
菅野 湧貴 一般財団法人電力中央研究所, 環境科学研究所, 主任研究員 (10826978)
尾形 友道 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 付加価値情報創生部門(アプリケーションラボ), 研究員 (60716679)
豊田 隆寛 気象庁気象研究所, 全球大気海洋研究部, 主任研究官 (90450775)
福富 慶樹 名古屋大学, 宇宙地球環境研究所, 研究員 (30392963)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
44,200千円 (直接経費: 34,000千円、間接経費: 10,200千円)
2021年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2020年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2019年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
2018年度: 13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
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キーワード | エネルギー循環 / 赤道波 / ロスビー波 / 赤道波・ロスビー波 / 熱帯中緯度相互作用 / MJO/ENSO/IOD / 地図上トレース解析 / 季節内から季節間スケール |
研究成果の概要 |
インド太平洋域の様々な熱帯大気海洋結合システムは熱帯域だけでなくグローバルな気候・天候変動に影響する。まず理論的な枠組みにおいては時間平均を仮定していたために予想されていなかったが、本研究では時間平均を施さずにホフメラー図を用いてイベントの発生・波及・終息を追跡するような解析処理方法の方がむしろ有用であることを示した。次に熱帯インド洋や熱帯大西洋における季節および経年変動について、波エネルギーの循環像の提供、という新しい立場から考察した。最後に、本研究で示した解析処理方法は、インド洋や大西洋だけでなく、太平洋や全球大気においても、総観規模の波動力学の理解の向上に応用できる可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
長期間のデータ解析からテレコネクションのような物理的連鎖のメカニズムを明らかにしたり、世界各地の気 候変動イベントの正確な動向を予測したりすることがかつて難しかった。従来の大気海洋研究においては、赤道域の力学と中緯度の力学が別々の体系で定式化されてきたため、大規模な波動の役割を解析する際に、熱帯-亜熱帯相互作用を統一した尺度で評価できないという問題があった。これを解決するための一策として、波動エネルギーの新しい診断表式が近年提案されたが、理論的な枠組みに留まり、その実証研究が無い状況であった。この背景において、世界初となる実証研究を積み重ねたことが本研究の意義である。
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