研究課題/領域番号 |
18H03892
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分31:原子力工学、地球資源工学、エネルギー学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大野 雅史 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (90391896)
|
研究分担者 |
松藤 成弘 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医学・医療部門 研究企画部, グループリーダー(定常) (00280743)
浮辺 雅宏 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エレクトロニクス・製造領域, 研究グループ長 (00344226)
清水 森人 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (20613988)
神代 暁 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エレクトロニクス・製造領域, 総括研究主幹 (60356962)
池田 時浩 国立研究開発法人理化学研究所, 仁科加速器科学研究センター, 専任研究員 (80301745)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
44,330千円 (直接経費: 34,100千円、間接経費: 10,230千円)
2020年度: 13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
2019年度: 14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
2018年度: 16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
|
キーワード | 超伝導転移端センサ / 重粒子線治療 / マイクロドジメトリ / 重粒子線癌治療 / 重粒子線マイクロドジメトリ |
研究成果の概要 |
重粒子線癌治療において被曝を最小限に抑えつつ高い治療効果を得るには、体内の微視的な吸収線量分布の正確な把握が必要不可欠である。本研究実施者は、放射線吸収による温度上昇を精密に計測する超伝導転移端センサを導入し、個々の重粒子が持つエネルギーの精密な計測を可能にする大型グラファイト吸収体を搭載した検出器と重粒子線ビームの物理的相互作用により動径方向に発生する2次電子等の精密検出を可能にする極小ピクセル検出器を開発した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発された重粒子線マイクロドジメトリ検出器により得られる実験データをベースとして精密に構築される物理モデルは生物学的効果を評価する原動力となるものであり、将来の計算能力の進歩とあいまって、治療計画での線量分布予測の向上に還元され、癌治療における根治率向上及び再発率の低減、被曝線量の低減等、QOL(生活の質)に飛躍的改善をもたらすことが期待される。
|