研究課題/領域番号 |
18H03923
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分36:無機材料化学、エネルギー関連化学およびその関連分野
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
大谷 文章 北海道大学, 触媒科学研究所, 教授 (80176924)
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研究分担者 |
高島 舞 北海道大学, 触媒科学研究所, 助教 (10772345)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
40,040千円 (直接経費: 30,800千円、間接経費: 9,240千円)
2020年度: 11,570千円 (直接経費: 8,900千円、間接経費: 2,670千円)
2019年度: 12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)
2018年度: 15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
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キーワード | 電子トラップ / 光音響分光法 / エネルギー分布 / 同定 / 純度 / 粒子混合均一性 / ワイドバンドギャップ / 短波長紫外線光源 / 薄膜試料 / 逆二重励起光音響分光法 / エネルギー密度分布 / 高感度化 / 標準試料 / 八面体形状アナタース酸化チタン / くりかえし再現性 / 一致度 / 試料充填法 / 換算係数 / 測定エネルギー範囲拡大 / 高忠実化 / エネルギー分布解析 / 金属酸化物 |
研究成果の概要 |
金属酸化物や窒化炭素などの半導体固体材料のほとんどがもつ空の電子準位である電子トラップについてそのエネルギー分布を測定する逆二重励起光音響分光法(RDB-PAS)について,その基本原理の解明をおこなって適用範囲の拡大をはかるとともに,基本原理に対して高忠実な測定結果を得るための装置の改良および条件設定を行った.また,広範囲の試料についての測定結果から,従来の物性・特性測定手法を利用することなく,RDB-PASのみにより,試料間の一致,類似および相違を定量的に評価する方法を開発するとともに,従来法では得られなかったアモルファス(非晶質)および表面特性を定量的に評価できることをしめした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来,分子状の有機化合物にのみ要求されてきた「同定」という概念が,逆二重励起光音響分光法による測定結果をつかって無機固体物質にも適用できることをしめした.これは,従来の分析手法では不可能な,アモルファス(非晶質)と表面構造を巨視的(マクロスコピック)かつ定量的に評価できたことにもとづく.本手法で「ほぼ同一」と判定された試料は,あらゆる物性,特性あるいは反応性がほぼおなじであることから,同定の妥当性がしめされた.また,無機固体物質にはなかった「純度」についても同様に定量できることをしめした.さらに,異種粒子間の相互作用が測定結果にあたえる影響を利用して,粒子の混合の均一性の評価も可能である.
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