研究課題/領域番号 |
18H03925
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分36:無機材料化学、エネルギー関連化学およびその関連分野
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
大友 明 東京工業大学, 物質理工学院, 教授 (10344722)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
45,500千円 (直接経費: 35,000千円、間接経費: 10,500千円)
2020年度: 8,060千円 (直接経費: 6,200千円、間接経費: 1,860千円)
2019年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2018年度: 27,430千円 (直接経費: 21,100千円、間接経費: 6,330千円)
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キーワード | 薄膜電子材料 / エピタキシー / 電気化学 / 超伝導材料・素子 / トポケミカル反応 |
研究成果の概要 |
超伝導体は,超低消費電力の輸送技術や超高感度センサーなどに広く応用されている。本研究では,超伝導体になることが期待されていながら構造が不安定なため合成できない遷移金属酸化物に着目し,薄膜化によって安定化することで期待通りの超伝導体を創り出した。また,リチウムイオン電池の原理を応用して電気化学的に超伝導体にキャリアを導入した結果,これまでに知られていなかった超伝導体の意外な性質を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の学術的な意義は,不安定な物質を薄膜化によって安定化することで電気化学的なキャリアドープ制御を可能にしたことであり,その結果これまで分かっていなかった超伝導体の性質を詳しく調べることに成功したことである。具体的には,キャリアドープによって透明な超伝導体になる物質を発見した。これは世界初のp型透明超伝導体の実現につながった。室温で高い透明性と電気伝導性を併せ持つ優れた透明導電性酸化物を開発したという点で同物質の情報通信素子応用への道を拓いた。
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