研究課題/領域番号 |
18H04116
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
中区分61:人間情報学およびその関連分野
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
清川 清 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (60358869)
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研究分担者 |
酒田 信親 龍谷大学, 先端理工学部, 准教授 (40452411)
河合 紀彦 大阪工業大学, 情報科学部, 准教授 (30610670)
佐藤 智和 滋賀大学, データサイエンス学部, 教授 (50362835)
不二門 尚 大阪大学, 生命機能研究科, 特任教授 (50243233)
森本 壮 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座准教授 (00530198)
広田 雅和 帝京大学, 医療技術学部, 講師 (40835435)
長井 志江 東京大学, ニューロインテリジェンス国際研究機構, 特任教授 (30571632)
神田 寛行 大阪大学, 医学系研究科, 助教 (50570248)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
44,070千円 (直接経費: 33,900千円、間接経費: 10,170千円)
2021年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
2020年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
2019年度: 10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
2018年度: 13,260千円 (直接経費: 10,200千円、間接経費: 3,060千円)
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キーワード | 視覚拡張 / 視覚矯正 / 視覚補助 |
研究成果の概要 |
眼位矯正HMDについて,眼位検査用HMDや眼位調整HMDを開発し性能を確認した.視覚過敏補助HMDについて,LCDを用いた試作機で性能を確認した.また,超広視野遮蔽対応HMDを複数種類設計・試作し学会で高い評価を得た.眼機能評価の研究に関して,間欠性外斜視と眼精疲労の関連,スマホ内斜視と視距離の関連,老視眼と調節応答の関連を調査し,様々な知見を得た.従来より手軽に利用できる新しい眼球運動システムを発明し性能を確認した.ASDの知覚機序解明に関して,視覚過敏の発生機序のモデル化や視覚過敏と聴覚過敏の比較検証などを行った.またASD児の感覚機能障害と神経系の相関を脳磁図から検討し新たな知見を得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般的な眼鏡では矯正できない様々な視知覚の問題に対処するため,非定型視知覚が発生する機構を眼機能由来と脳機能由来に分け,それぞれの解明を進めるとともに,これらの非定型視知覚を矯正・補助するための新しいヘッドマウントディスプレイを開発した.眼機能由来の例として斜視・斜位を取り上げ,眼位検査や眼位矯正が可能なHMDを開発した.また脳機能由来の例として視覚過敏を取り上げ,必要な部分のみを適切に暗くする視覚過敏補助HMD(スマートサングラス)を開発した.これらの研究成果を進展させることで,非定型の視知覚発生メカニズムの解明や,当事者のための手軽で正確な検査法の実現や新たな自助手段の確立につながる.
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