研究課題
基盤研究(A)
ソフトウェット電極(酵素電極ファブリックおよびハイドロゲル電極)の機能拡張を推し進め,両者を組み合わせて,セルフメディケーション(自己服薬)や電気的な計測・刺激(診断・治療)を低侵襲に行う新規医療デバイスのプラットフォームの創出を目指した研究を推進した。開発したバイオ発電パッチは皮膚貼付に適した柔軟性を有し、酵素による酸化還元反応による経皮通電によって薬剤浸透の促進効果や鎮痛効果を発揮した。ハイドロゲルを基材とする有機電極については、シート状の頭蓋内電極およびカフ型の迷走神経電極として、固定機能および刺激性能の有効性が動物実験で実証された。
本研究で開発したソフトウェット電極デバイスは、生体組織と同等の柔軟性を有し、低侵襲の服薬・診断・治療に有効である。このような生体親和性に優れるウェアラブルおよび埋込型の電極デバイスは、AI/IoTを基盤とする高効率なネットワーク化IT医療システムの端末として必須であり、超高齢化社会化が抱える医療費・医療アクセス・介護などの深刻な問題への対応に貢献すると期待できる。
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