研究課題/領域番号 |
18H05210
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研究種目 |
特別推進研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
中村 光廣 名古屋大学, 未来材料・システム研究所, 名誉教授 (90183889)
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研究分担者 |
佐藤 修 名古屋大学, 未来材料・システム研究所, 特任准教授 (20377964)
中野 敏行 名古屋大学, 理学研究科, 准教授 (50345849)
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研究期間 (年度) |
2018-04-23 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
592,020千円 (直接経費: 455,400千円、間接経費: 136,620千円)
2022年度: 68,770千円 (直接経費: 52,900千円、間接経費: 15,870千円)
2021年度: 142,740千円 (直接経費: 109,800千円、間接経費: 32,940千円)
2020年度: 137,150千円 (直接経費: 105,500千円、間接経費: 31,650千円)
2019年度: 195,910千円 (直接経費: 150,700千円、間接経費: 45,210千円)
2018年度: 47,450千円 (直接経費: 36,500千円、間接経費: 10,950千円)
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キーワード | 原子核乾板 / ミューオンラジオグラフィー / タウニュートリノ / 宇宙の暗黒物質 / 宇宙ガンマ線 / 放射線飛跡検出 / 素粒子宇宙物理学 / 素粒子 / 宇宙線 |
研究成果の概要 |
素粒子の飛跡を3次元的に記録できる原子核乾板は、素粒子研究などの基礎研究のみならずピラミッドの様な大型構造物のミューオンによる透視などの分野横断研究にもその活躍の場を広げつつある。次世代の基礎研究・分野横断研究の展開に資するものとする事を目的として、原子核乾板の供給能力ならびにその読取・解析能力の強化を行った。現有装置比10倍規模の原子核乳剤製造装置の開発・実用化、世界初の原子核乾板専用のフィルム 塗布装置の開発・実用化、我々が世界に先駆けて開発・実用化してきた自動飛跡読取装置のさらなる高速化である。これらの開発研究により、原子核乾板を用いる21世紀の諸研究の礎を確かな物としたと言える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で実現した原子核乾板の供給・解析体制は、次の10~15年に必要とされる年間~1万㎡の原子核乾板の供給・解析を可能とする。既に基礎研究分野では世界最高エネルギーの加速器LHCの最前方でのニュートリノ研究を、また横断研究分野では世界最大口径のγ線望遠鏡を可能とし、未踏領域の先端研究に道を拓いた。また安定性の高い乾板の開発は、ミューオン透視の対象を拡大しその発展を促すものになっている。 本研究は、20世紀の人類の技術資産:銀塩写真技術を企業から大学に引き取り、原子核乳剤の開発・研究を通じてさらに発展させ21世紀に繋ぐという側面を持つが、本研究によりその基盤となる場を立ち上げる事ができたと言える。
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評価記号 |
事後評価所見 (区分)
A: 研究領域の設定目的に照らして、期待どおりの成果があった
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評価記号 |
中間評価所見 (区分)
A: 研究領域の設定目的に照らして、期待どおりの進展が認められる
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