研究課題/領域番号 |
18H05682
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
0107:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
蔡 暁静 神戸大学, 経済学研究科, 経済学研究科研究員 (90822908)
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研究協力者 |
ヤン ルー
羽森 茂之
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研究期間 (年度) |
2018-08-24 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | スケール別依存関係 / コピュラモデル / 東アジア株式市場 / 石油価格 / 金価格 / wavelet-copula |
研究成果の概要 |
本研究は、東アジアの9つの国の株式市場のデイリーリターンを対象に、石油・金の価格との依存関係を考察します。ウェブレット変換解析を用い、短期間、中期間、及び長期間それぞれに分解した後、コピュラモデルを用い、各地域の株式市場と石油・金の依存関係が上記のように分解されたそれぞれな周期別のにキャプチャーします。これで、2つの結論を導くことができました。一つは、株式市場と石油・金の価格との異なった周期の依存関係を示すことができました。具体的に、周期が長くなると、依存関係が強くなることが分かりました。もう1つは、株式市場と石油・金からなるポートフォリオは短期のリスクヘッジ効果が望ましいことが分かりました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
石油と金は、世界中最も重要な戦略的資源であるため、その価格の変動は世界経済の発展に影響が大きい。特にここ数年、商品市場の金融化とともに、石油と金は金融資産として活用されている。Geman (2005) は、採掘自然環境や産油国と産金国の政治安定などの条件に支配されるため、株式のような従来の資産の価格の決定要因と異なることにより、石油と金は株式市場のリスクヘッジに役立つことを議論した。リスク管理の分野では、様々な資産の価格あるいは収益率間の相互依存性が非常に重要な課題である。株式市場と石油・金の価格の依存関係を分析することは、ポートフォリオの最適化やリスク管理においても極めて重要なことである。
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