研究課題/領域番号 |
18K00082
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01030:宗教学関連
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研究機関 | 白百合女子大学 |
研究代表者 |
佐々木 裕子 白百合女子大学, 基礎教育センター, 教授 (60286888)
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研究分担者 |
市川 誠 立教大学, 文学部, 教授 (60308088)
大迫 章史 東北学院大学, 教養学部, 教授 (60382686)
坂野 正則 上智大学, 文学部, 教授 (90613406)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 教育 / 国際教育修道会 / 女性観 / 女子教育 / カトリシズム / 修道会 / 宗教教育 / 宗教と教育 / 宗教学 / 教育史 / アジア |
研究成果の概要 |
本研究では近代アジアにおいてフランス系国際教育修道会がそれぞれの地の女性観の形成にもたらした影響を、現在散逸しつつある資料を収集し整理、またインタビューを通じて明らかにしようとするものであった。突然のコロナ禍により海外調査及び資料収集は断念せざるを得なかったが、従来一枚岩として考えられていたカトリシズムの女子教育事業は各々の修道会の背景にある国や文化によって実は多様であり、派遣先の女性観に大きな影響を与えた。さらにはその背景にいた一般女性支援者たちの存在を含め、これらの会員たちの働きを「ソーシャル・キャピタル」としてとらえることによって、従来のキリスト教教育史に別の視点の提供を可能とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来、ともすれば一元化してとらえられがちであったカトリシズムの国際教育修道会をその文化的社会的背景により比較すること、そしてそれらを個別の修道会だけではなく体系・横断的にとらえる視野を提供した点が、今後の日本に及びアジアにおけるキリスト教教育史において意義があるといえる。特に日本における明治期以降の教育史において、また、キリスト教教育史の分野においてはプロテスタント系の学校以外の学校教育史研究はほとんど見られないことから、アジアからの視点での日本のカトリシズムの教育事業に関する研究を補完する上で意義があると考える。
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