研究課題/領域番号 |
18K00185
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01060:美術史関連
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研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
籔内 直樹 (籔内佐斗司) 東京藝術大学, 大学院美術研究科, 教授 (10376931)
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研究分担者 |
松田 誠一郎 東京藝術大学, 美術学部, 教授 (20239031)
山田 修 東京藝術大学, 大学院美術研究科, 特任教授 (30571723)
和田 圭子 東京藝術大学, 美術学部, 講師 (80463933)
藤曲 隆哉 東京藝術大学, 大学院美術研究科, 講師 (20466999)
鈴木 篤 東京藝術大学, 大学院美術研究科, 講師 (90620873)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 仏像 / 構造技法 / 3D計測 / 透過X線 / 制作工程 / 3次元計測 / 写真測量 / 彫刻文化財 / 構造 / 文化財 / 仏教彫刻 / 3次元計測 |
研究成果の概要 |
本研究では、これまで仏像研究分野ではあまり活用されてこなかった「デジタル写真測量技術」により簡便・安全な調査と、従来の透過X線撮影を組み合わせた調査を行い、仏像の構造と造形を客観的なデータとして記録し、その構造をわかりやすく明確に示した映像やAR(拡張現実)などの資料作成を行った。またそのデータを活用することで、仏像の制作工程を読み解き、制作当時の様子を詳らかにする一助とし、同時に、将来的な不慮の毀損に備えた彫刻文化財のデジタルアーカイブにも繋げることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で確立した「デジタル写真測量技術」による仏像調査手法は、簡便・安全なものであり、現在も国内に多く遺る仏像の幅広い調査の道を拓くものである。その結果明らかになった仏像の構造と、そこから読み取れる制作工程を3Dモデルを使用したわかりやすい映像・AR(拡張現実)の形にしたことは、文化財への理解を広めることにもつながる。同時に、災害の多い我が国において今後ますます重要となるであろう文化財のデジタルアーカイブにもつながるものである。
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