研究課題/領域番号 |
18K00424
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
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研究機関 | 常磐大学 |
研究代表者 |
真部 多真記 常磐大学, 人間科学部, 准教授 (30364483)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | イギリス演劇 / 歴史劇 / シェイクスピア / ジョン王 / 女王一座 / ヘンリー八世 / 宗教改革 / ジョン・フォックス / オールドカスル / ロラード派 / 初期近代英国史劇 / 劇団 / 劇場 / 俳優 / 生成と発展 |
研究成果の概要 |
デジタル・アーカイヴズを使用し、初期近代演劇の発展に大きく貢献した1580年代から1600年代の英国史を題材にした歴史劇の生成と発展について考察をした。主に『サー・ジョン・オールドカスル』『ヘンリー八世』『ジョン王の乱世』『ジョン王』の四作品について、時代背景、劇団構成、政治的背景、宗教的背景等を考察しつつ、また同時代の他の歴史劇との比較を通じて、歴史劇は劇作家の歴史的想像力が当時の時代背景からさまざまな影響を受けながら創作され、その過程で劇団の宗教観や歴史認識も関わっていたことを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近代国家としての歩みをはじめたイングランドにとって、歴史劇は自国の歴史を振り返りながら愛国心やイングランド人としてのアイデンティティを確認する上で重要な役割を担っており、女王一座や海軍大臣一座という特定の劇団が歴史劇を牽引したことを考えると、歴史劇にみられる国家観や歴史観、宗教観についての劇団の果たした役割の大きさを検証することは重要である。その検証が一部できたことに本研究の学術的意義がある。
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