研究課題/領域番号 |
18K00433
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
|
研究機関 | 大阪観光大学 (2020) 早稲田大学 (2019) 帝京大学 (2018) |
研究代表者 |
千森 幹子 大阪観光大学, 観光学部, 客員教授 (20236821)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 日英比較研究 / 視覚表象 / カルチュラルスタディーズ / 擬人化 / エコロジー / 環境批評 / 図像 / 比較研究 / 図像研究 / 表象 / 日英図像 / エコクリティシズム / 東西交流 |
研究成果の概要 |
本研究は、エコクリティシズムから、1850~1940年代に至る日英(欧)文学図像における擬人化表象を、文化・美術・社会・子ども観等から考察する学際比較研究である。2015~2017年度基盤研究(C)を受けた研究課題の継承発展を目的とする。本研究では、植物や無生物が、日欧英の子どもの挿絵で、どのように擬人化され、変遷したのか、そこに埋め込まれたエコロジーに対する文化的意味を、日英の擬人化の歴史、人間と自然の対立融合共生の変遷、日英(欧)における自然観の相違を、比較検証解明することを、目的とする。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的な特色は、研究対象を英日版文学図像に広げ、19世紀半~20世紀初め、植物や物質などの自然が、いかに人間的要素を付加され表象されたのか、人間と自然の対立共生融合の系譜を、エコクリティシズムから探り、人間と非人間を峻別することなく擬人化する傾向のある子どもの挿絵に埋め込まれた日英の社会文化的意味を探る比較研究にある。 研究代表者の比較表象研究に対する国内外の引用数が275件(Google Scholar)に及ぶこと等から、日本の文化美術思想に対する、国内外の注目が期待でき、いまだ十分に確立されていない図像に関わる比較視覚表象研究を飛躍させる、社会的関心も高い研究課題である。
|