研究課題/領域番号 |
18K00496
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02050:文学一般関連
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研究機関 | 東京外国語大学 |
研究代表者 |
丹羽 京子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (90624114)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ベンガル語 / ベンガル文学 / インド、西ベンガル州 / バングラデシュ / インドおよびバングラデシュ / ベンガル研究 / 中世ヴィシュヌ派 / 日本―ベンガル関係史 / ベンガル詩壇 / 近現代 / 語彙集 / 文学史 / ベンガル語史 / ベンガル語学 / 辞書 |
研究成果の概要 |
現在ではインド、西ベンガル州とバングラデシュの二国に分かれて存在するベンガル地域は共通の言語を用いており、1000年にわたる伝統文化の大部分も共有している。本研究は、国家が分断されたために包括的に扱うことが困難になりつつあるベンガル語とその文化、特に文学を第三者的視点から総合的に扱い、今後の研究を進めるための基礎作りに取り組むものである。 具体的な成果としては、基礎語彙集作りと様々な論文が掲載された「ベンガル研究」という雑誌の発行を始めたことが挙げられるが、そこに至るまでにもさまざまなセミナーを通して東西の相互理解、そして客観的総合的な理解に努めたという積み重ねも本研究の成果と言えよう。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ベンガル語基礎語彙集は、3000語あまりを網羅し、例文を付したもので、ベンガル語を学ぶ学生のみならず、各所でのベンガル語学習者に配布された。ベンガル語には日本語との辞書が存在していないため、この「日本語‐ベンガル語語彙集」は学習の手助けになると考えられる。 また「ベンガル研究」は、ベンガルを対象にした初めてのジャーナルで、言語、文学以外の内容のものも含み、広くベンガル研究に貢献するものである。日本語、英語、ベンガル語の三言語で書かれたもので、国際的にも通用するものである。さらにその過程で行われたセミナーには多くの参加者を得、活発な議論が行われ、今後のベンガル研究の基礎作りとなった。
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