研究課題/領域番号 |
18K00605
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02070:日本語学関連
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
川野 靖子 埼玉大学, 人文社会科学研究科, 准教授 (00364159)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 格体制の交替現象 / 多義 / メトニミー / ヴォイス / 格交替 / 壁塗り代換 / メタファー / locative alternation / 動詞の意味類型 |
研究成果の概要 |
現代日本語には、「壁にペンキを塗る/壁をペンキで塗る」「グラスに水を満たす/グラスを水で満たす」のような格体制の交替現象が見られる。本研究では、この現象がどのような原理で成立するのかを考察した。類似点を持つように見える他の現象(多義語、メトニミー、ヴォイス等)と比較することにより、当該現象の成立原理の特徴を明らかにし、日本語の文法体系における当該現象の位置づけを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
格体制の交替現象に関する従来の研究では、類似点を持つように見える他の現象と比較するという視点はほとんどなかった。また、多義、メトニミー、ヴォイス等についても先行研究の蓄積があるが、多くはそれぞれの分野内での研究に留まっていた。本研究において、格体制の交替現象とこれらの現象の比較を行ったことにより、格体制の交替現象の成立原理の特徴が明らかになり、さらに、比較対象とした各現象の特徴や相互の関係についても明確にすることができた。
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