研究課題/領域番号 |
18K00677
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02080:英語学関連
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
石崎 保明 南山大学, 外国語教育センター, 教授 (30367859)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 所格交替 / 通時的構文文法 / 後期近代英語 / 構文変化 / 認知言語学 / 構文文法 / 文法化 / 語彙化 / 構文化 / 用法基盤モデル |
研究成果の概要 |
本研究は、これまで議論されることのなかった所格交替(locative alternation)という現象の歴史的発達、特に後期近代英語期(1700-1900年頃の英語、以下LModE)以降における発達の実態を明らかにし、その通時的変化を構文文法理論の視点から説明することを目的とした研究である。 研究成果としては、途中コロナ禍による研究の滞りがあったものの、研究期間の1年間延長を認めていただいたこともあり、当初の目標はおおむね達成できたと考える。研究成果公表の内訳は、図書5冊(いずれも共著、うち1冊は海外の出版社から出版)、研究論文1編、学会発表4回、となっている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代英語の所格交替はこれまで様々な理論的枠組みで活発に研究されてきた言語現象であるが、その歴史的発達を扱った研究は、管見の限り、皆無であった。本研究では、まず、代表的な所格交替動詞であるloadやsprayが、今から100年ほど前には所格が“交替”する動詞ではなかった事実を提示できたのが大きな成果の1つである。また、これまで所格交替動詞はいくつかの種類に分類されてきたが、本研究ではそのクラス内の動詞の歴史的発達や構文間でのふるまいの類似点や相違点を実証した。この結果は、動詞クラスを重視した従来のいくつかの研究に対して一石を投じる発見でもある。
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