研究課題/領域番号 |
18K00693
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 目白大学 |
研究代表者 |
池田 広子 目白大学, 外国語学部, 教授 (80452035)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 日本語教師教育 / 協働省察 / 教師コミュニティ築 / 省察的実践 / ラウンドテーブル型教師研修 / ベトナム / 東南アジア / ファシリテーター / ベトナムの日本語教師教育 / コミュニティ / 多様化する教師 / 教師コミュニティ / 省察 / ラウンドテーブル / ファシリテータ― / ベトナムの日本語教師研修 / コミュニティの構築 / 実践を省察する教師研修 / 実践コミュニティ / 組織学習 / 成人学習論 / 意識変容の学習 / 教師教育 / 成人学習 |
研究成果の概要 |
本研究はベトナム教師を取り巻く現状と教師研修に対する意識を分析した上で、ベトナムにおいて「実践を省察するラウンドテーブル型教師研修」を実施し、参加者である教師と運営側の学びを分析した。その結果、まず、教師らは教育機関の兼務が多く忙殺されていること、キャリア形成への葛藤が生じていること、学習者の目的が乖離していることが明らかになった。次に、研修の参加者の語りや学びについては、教育制度や授業方針の変更に対する不安が確認された。一方、運営側においては内容面と運営面からの学びが示された。先行して行われている中国における同研修では、継続的に実施することによってコミュニティが構築されていることを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1)日本語教師教育において、新しい教師研修(実践を出発点として教師同士が学び合う研修)の可能性を国内、中国に続きベトナムにおいても示した点である。「教師の成長」に考え方に留まることなく、教師が協働で探求し、省察する研修を継続的に行うことで、「実践コミュニティ」が構築されることを示した。これは中堅研修を考える上で貴重な資料となる。(2)ベトナムの現状や教育観を調査した上で、同研修を実施し、その可能性を検証したことである。これにより日中に続く検証が示された。得られた知見をASEAN地域に応用し、教師の力量形成に繋げていく。(3)同研修の理論とその方法、実践例をまとめて図書として出版した。
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