研究課題/領域番号 |
18K00711
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
佐藤 礼子 東京工業大学, リベラルアーツ研究教育院, 准教授 (30432298)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 日本語読解 / 説明 / モニタリング / 協学 / 初級 / 学習ストラテジー / 日本語学習者 / メタ認知 / 自己モニタリング / 他者への説明 / 自己省察 / 評価基準 / 読解学習 / 説明活動 / 評価 |
研究成果の概要 |
日本語学習者を対象としてモニタリングの働きを促すための学習法として,他者への説明が核となる読解活動を設計した。協働での説明資料作成,よい説明について言語化・精緻化する活動,相互のコメントや振り返りで得られたデータを分析した結果,学習の目標設定の明確化によってモニタリングが促進されることが確認された。また,読みの目標設定と協学により内容理解を深める活動として,複数の資料を読んで観点別に読解内容を分析,分類,グループ化する等の協働活動を実践した。学習プロセスを言語面,内容面,思考面,協学面で分析し,視覚化と概念化を促す活動を個人内と他者間の2段階で実施することが自己省察を促すと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,協働的学習を取り入れた日本語読解学習プログラムを提案することを目的とする教授学習研究である。本研究で提案する「複数技能(読解と説明)を組み合わせ」かつ「モニタリングを促す複合的な学習活動を体験すること」は,学習プロセスの意識化と自己省察を促すことを目的としている。このような学習者自身が学びのサイクルを進めていく自己学習力を養成することは,今後の日本語教育において重要な概念となると考えられる。
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