研究課題/領域番号 |
18K00719
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
毛利 貴美 岡山大学, グローバル人材育成院, 准教授 (60623981)
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研究分担者 |
古川 智樹 関西大学, 国際部, 准教授 (60614617)
中井 好男 大阪大学, 国際共創大学院学位プログラム推進機構, 特任助教(常勤) (60709559)
寅丸 真澄 早稲田大学, 日本語教育研究センター, 准教授 (60759314)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 講義理解 / ストラテジー / トレーニング / 教材 / マルチモーダル / Can-do statements / ノートテイキング / メタ言語 / Webベース / 聴解 / 映像コンテンツ / 外国人留学生 / 非言語行動 / 談話 / マイクロスキル / アカデミックジャパニーズ / 自己評価 / Webベース教材 / カリキュラム開発 |
研究成果の概要 |
本研究では学際的な視点による講義理解に関する基礎的研究(H27~29基盤研究C)の成果を集約し、講義理解能力育成のためのWebベース教材の開発とその効果検証を行った。聴解能力に加え、ノートテイキングや社会文化的能力などマルチモーダルな広い視点から講義理解のストラテジーを抽出し、「何ができると講義理解能力が向上するのか」を示した40項目のCan-do statementsの作成を行い、Webベース教材(合計21本)を制作した。外国人留学生(合計約54名)を対象としてトレーニングの前後に検証を行った結果、トレーニング後、ノート記述数に有意差が確認され、自己評価も42.5%の項目で有意に向上した
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
講義の談話や留学生のノートテイキングに関する先行研究は複数存在するが、これまで講義理解能力に関わる言語キュー、非言語キューを手掛かりとして理解を促進させるミクロ面のストラテジーの研究と、人的ネットワークや学習管理などのマクロ面のストラテジーの研究を総合的に分析し、その成果を講義理解能力育成のための総合的な教材開発に応用した研究はなく、その点で本研究は学術的な意義がある。本研究により開発した講義理解能力の育成に効果的なWebベース教材を通して、マルチモーダルな視点からのストラテジー・トレーニングが可能となったことで、大学・大学院における留学生の教育支援の面からも社会的意義がある。
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