研究課題/領域番号 |
18K00769
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 安田女子大学 |
研究代表者 |
山川 健一 安田女子大学, 文学部, 教授 (00279077)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 留学 / 留学の効果 / 留学プログラム / 留学事前事後 / 外国語教育 / 英語教育 / 第二言語習得理論 / 教育プログラム |
研究成果の概要 |
本研究は北米の大学に5か月間の留学をした約60名の学生の留学前後の変容を量的・質的に分析したものである。学生の英語力は留学前後で有意な伸びを示したが、その伸びは異文化間能力の変化との有意な相関関係は示さなかった。学生の留学中の経験については、留学中のポートフォリオや留学後のアンケートとインタビューのデータの計量テキスト分析とTEAによる分析を行った。その結果、学生は異なる大学間で異なる経験をしていた。また、学生の性格は留学中の異文化への適応度合いに大きく影響していた。加えて、学生が属する実践共同体は留学中の大きなソーシャルサポートになった。以上を踏まえて、留学プログラム開発への提言を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
留学の効果に関する先行研究は膨大に存在するが、多くは単一または少数の要因に着目し、留学前後の変化について研究してきた。本研究では、学習者の英語力(TOEICによる3技能の測定)、異文化間能力(BEVIによる測定)、学習者の内面の変化に関するデータ(ポートフォリオ、アンケート、インタビュー)のように、異なる要因とデータ収集法を駆使して多面的に調査した点に学術的な意義がある。また得られたデータについて、学習者を集団ならびに個人として量的・質的に分析した点にも意義が認められる。また、そこから得られた結果に基づき、留学プログラムの運営、評価、開発の諸側面について提言を行った点に社会的意義がある。
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