研究課題/領域番号 |
18K00773
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 宮城学院女子大学 (2019-2021) 長崎外国語大学 (2018) |
研究代表者 |
河津 基 宮城学院女子大学, その他部局, 助教 (20398340)
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研究分担者 |
邊 姫京 国際教養大学, 国際教養学部, 准教授 (90468124)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | アクセント / 東京語 / 音声教育 / 自律学習 / eラーニング / 聞き取り / 自習ツール / スマートフォン / 東京語アクセントの聞き取りテスト |
研究成果の概要 |
研究代表者が作成し2009年にWeb公開した日本語アクセント自習ツール「NALA-J」を大幅に改修した。OSもブラウザーも選ばず、スマートフォン上でも動作するプログラムが完成した。従来版は日本語学習者向けだったが、今回は日本語母語話者の利用を想定した。例えば「火です」と「日です」、「箸」と「橋」と「端」のような同音異アクセントの出題を加えた。また、出題語を発話可能なすべてのアクセント型で収録し、聞き比べることによりアクセント型を学ぶ機能も設けた。アクセント型の表示は、一般的な「かぎ印」と、2016年に出版された『NHK日本語アクセント新辞典』の方式から、利用者が選べるようにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語教育の現場では語彙や文法の指導が優先され、発音、それも表記に現れないアクセントを扱う余裕は少ない。中国語母語話者など一部の学習者は、日本語のアクセントを聞き分け、正しいアクセントを学びたいと希望するが、日本語を母語とする教師の多くはアクセント記号を読むこともできず、適切な指導ができない。一方、大半の教師は自分のアクセントに自信がない場合であっても、「雨」と「飴」のように、言葉をアクセントで言い分けられる。この能力を生かして現場に立つ教師や教師志望者がアクセント体系を自習する教材の作成が本研究の目的である。練習ツールの公開により、日本語教育界において、韻律教育の進展と水準向上が期待される。
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